
2017年 8月30日~9月2日 開催 : Messe Friedrichshafen
Friedrichshafen GERMANY
宿泊先の近くのバス停から会場まではシャトルバスで約45分。
いつも会場入り口付近が非常に渋滞していて大抵1時間はかかってしまう。バスが出てるだけありがたいのですが、進入路をもう少し何とかしてほしいなあ。
会場はフリードリッヒスハーフェンにあるメッセ。会場の広さだけで言えば、世界一広い自転車のショーになりますかね? 以前は上海ショーなんかも非常に広い会場で行なっていましたが、最近は会場を変更したそうだし、そこへは行ったことがないので、判断出来ませんが、、、。
だから世界一と言うのも実は違うかもしれません。
ただやっぱりでかいです。全部周りきれませんもの毎年。
事前にレジストレーションしてるので、入場バスを見せるだけ。
毎年会場に入るこの瞬間 興奮してしまうのです。様々なブースのデコレーショや新商品を目の当たりにするとやっぱり嬉しいものです。
今回はRINDOWの新商品パーツをドイツの代理店さんに見てもらう為にドイツまで来た。と言えば大げさだが、本当は7月末には仕上がってる予定が、最終生産前にどうしても納得がいかず、作り直しを依頼したので遅れてしまったのです。
そのサンプルを持ってきたので、荷物が重いんです。早く降ろしたいが、代理店さんとのアポは午後4時、MTG先のブースに置いててもらうかと思ったが、担当者の方も多忙で走り回ってる様子。 仕方なく背負いっぱなしで会場を徘徊に移ります。
一眼レフやミラーレスカメラを持って写真を撮影してたのですが、一日の終わりの疲れが全然違う為、最近はiPhoneのみ。画質も良くなったし、十分です。
マクロ撮影なんかは難しいですが。。。
カタログ等も貰うので、1日の終わりには荷物の重量がとんでも無いことになるんです。 出来る限り荷物は小さくしないとね。


会場を回り出す時、入り口であるA7(A1~A7,B1~B5まであります)から順序だてて回る方も居ますし、お目当のブランドがあれば、そこをまず回ると言う方も居るでしょう。私の場合はまずお世話になってる工場の方々にご挨拶と激励に!
その途中でふと気になった物があると立ち寄る感じで動き出します。順番に回っててもいつのまにか方向が判らなくなります。どうでもいいか。。。そんな話。
ここ最近のトレンドと言えば、アドベンチャー系と呼ばれるツーリングバイク
アルミフレームもあればTANGEブースにあったこんなスチール系であったり、
タイヤは最近よく目にするWTB。こう組むとカッコよく見えますね。
またそれに伴ったライトパッキングバッグ。ドイツと言えばOrtlieb( オルトリーブ)個人的にも好きなブランドです。ターポリン素材で完全防水。私もいくつも持っています。どちらか言うとキャンプなどに使うバッグ類ですが
オルトリーブもパニアだけでなくsaddle bagも作ってきました。今後のトレンドはこんな感じになるのでしょうね。確かにパニアだと揺れるとか、キャリアの強度が弱いとより自転車のリアが左右に振れる感じが強くなるんですよね。
積載能力は若干落ちるのかもしれませんが、最低限以上の荷物は積載できます。
真ん中の画像はOrtlieb創業当時のバッグ類です。色合いだとかが可愛くて、欲しくなりました。
会場内はどこを見てもE-BIKE関連のブースだらけです。ここ数年ヨーロッパのE-BIKE市場は右肩上がり。それは環境問題をしっかりと見据えた所でもあります。私の考える日本とのE-BIKEに対する考え方の違いと言えば、
ヨーロッパは、モーターサイクルなどエンジン付き乗り物からエンジンの無いE-BIKEへの変化。より快適に乗れる自転車としての意味合いも大きいと思いますが、どちらかと言えば前者の考え方が強い気がします。
日本は、ママチャリをもっと楽に乗る。。。って考えが強いのでは無いでしょうか? であるから価格の考え方もモーターサイクルの価格から考えると安い。ママチャリと考えると電動車は高い。と考え方にも違いが出るのでしょう。
道路事情も明らかに違いますが、文化の違いからも様々な意識の差に繋がってるのでしょう。 日本は歩道を走れる場合もありますから、速度などの様々な規制は世界とは異なります。

そう言えば、オランダ在住の友達にお聞きしましたが
昨年の販売台数 オランダでのE-BIKEシェアが50%を超えた様です。
オランダの方々の環境に対する意識が相当高いそうなのですが
50%を超えるってすごい事ですよね。話によれば所得の違いもあるそうですが
近い将来、オランダに是非行ってみたいと思っています。
自転車大国オランダです。アムステルダムに
さてさて会場で最も気になったのが、ここ DASIKNIO CYCLES
一見普通の高級クロスバイク
ブレーキがハイドロディスクブレーキ、駆動系はベルトドライブ、
レザーサドルにレザーグリップ、ハンドル回りも至ってシンプル。
実はこれE-BIKEなんです。
バッテリーもモーターもどこにあるの?って思わせます。
実際会場でじっくり見たかったのですが、人がすごくて、人の間をかいくぐって撮影した画像なんです。 なんで全体像が中途半端です。
詳細は上記ブランド名からオフィシャルページをごらんください。
バッテリーはダウンチューブの中、モーターはリアハブの中と
見た目にもとてもシンプルな構造になってます。
重量も13.5kg と軽い。最高アシスト時速は25Kmと日本とほぼ同じ。
走行もオプションの予備バッテリーなんかをボトルゲージ部分に装着すれば、相当長い距離を走れるようです。
ヨーロッパはすでにここまで進化し始めてるのです。
日本の電動自転車はまだまだな気がします。 先ほども述べましたが、文化と用途も様々なので、日本市場には今の電動自転車が良いのかもしれません。
YAMAHAさんもSHIMANOさんも日本市場用のユニットをよりカッコよく作ってくれるでしょうから、意外と早くかっこいい電動自転車が登場するのかもしれません。
後は価格ですね。。。市場が価格に付いて行ってくれれば良いですが